『アイオロス・ロボット』発表会

米・サンフランシスコを拠点に置くAeolus Robotics(CEO:Alexander Huang(アレキサンダー・フアン)、以下「アイオロス・ロボティクス」)は、2018年12月11日にAI搭載ヒューマン支援ロボット『アイオロス・ロボット』の発表会を行った。

アレキサンダー・フアンCEO(左)と高齢者住宅経営者連絡協議会 森川悦明会長(右)

 
アイオロス・ロボットは高性能な「AIビジョンセンサ」を搭載していて、あらゆる物体を掴んで運んだり、「高度な物体検知能力」「空間認識機能」「生体信号検知機能」により人の顔や姿勢を詳細に検知し、認識することができる。
その特徴を最大限に活かして、介護施設内の監視や日用品の運搬といった介護士の業務サポートをすることを目指している。


高度センサにより圧力も感知でき、柔らかいものでも硬いものでも持ち運べる。

 
アイオロス・ロボットはAI・機械学習機能を搭載しているので使われれば使われるほどより賢くなり、学習内容はクラウド上で複数のロボットと共有することができる。
尚且つ「ビジョンセンサ」の搭載により、設備の故障などの不具合や『見守り』『安全監視』といった施設内の監視をし、職員にアラートで知らせる。


立つ・座る・転倒など、同一人物の顔と姿勢を認識することが出来る。

 
 

  介護業界の現状

日本の現状は大変な労働力不足で、特に介護の分野があげられている。その上、業界では新しい取り組みにネガティヴだと森川会長は語る。
しかし、アンケートによる利用者やその家族は「ロボットによる介護を受けてもよい」というのが大半で、非常にポジティブな反応を示しているという。

介護士・ヘルパーが介護を必要される人々へのサービスに専念し、周辺の業務をロボットが担えば職員の業務効率を上げることができる。特に、負担が大きい夜間シフトの仕事をロボットがすることによって、職員の労働負担の軽減に繋げていく狙いだ。

食事時の配膳・後片付け・洗濯物の回収などの作業もロボットが担っていけるよう、検証を進めている。

 
 
フアンCEOは「ロボット先進国と言われている日本でも、サービスロボットはまだこれからだと捉えている。今後も日本のサービスロボット市場を開拓していきたい」と語った。
介護施設だけに留まらず、空港やホテル、レストランなどでも業務のサポートをするヒューマン支援ロボットとして、2020年までに10万代の普及を目指していく。

2019年4月からレンタル予約を開始、2019年8月から本格的なレンタル提供を開始する。価格は月額15万円(税抜)。
充電時間・稼働時間は共に4時間で、Google HomeやAmazon Alexaなどに対応している。

 
 
【関連リンク】
『アイオロス・ロボット』製品サイト
https://aeolusbot.com/
 
『アイオロス・ロボット』プレスリリース
https://robot.mirai-media.net/aeolusbot/