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ディレクター 吉田 琢(よしだ たく)

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マネージャー 那須 大介(なす だいすけ)

ロボットの世界へ

マイクロソフトオフィスに互換性のあるソフトウェア、インターネットセキュリティソフトウェアで知られるキングソフト株式会社(以降:キングソフト)。
そのキングソフトが日本でロボット事業を展開し始めたのだ。

代表的な製品はAIサービスロボット『Lanky(ランキー)』(以降:Lanky)。
今回はそのLankyについて話を伺った。

キングソフトは中国の北京にあるキングソフトコーポレーションの傘下に入っており、もともとは冒頭でもお話したようなソフトウェアを日本での拡販を目的に日本側の創業者と立ち上げたジョイントベンチャーである。
今では互換性ソフトのシェア率No.1を誇るキングソフトだが、約5年前にキングソフトコーポレーションがどんどん大きくなり、そこでチーターモバイル株式会社(以降:チーターモバイル)が子会社となったことで事業が拡大し始めた。
広告やアプリなど展開してきたが、約2年前にチーターモバイルがAI事業に注力し始めたことで同じくAI事業に力を入れている北京オリオンスターテクノロジー株式会社(以降:オリオンスター)と共同で開発し、生まれたのがLankyである。

ランキーの画像

約1年前にキングソフトの代表が中国を視察したところ想像以上にロボットが浸透しており、日本でも広めていこうと動き出したのだ。

しかし、中国と日本とではロボットの浸透率、商品の販売の仕方や接客方法など異なる部分も多い。
中国で導入していたLankyをそのまま日本で出すわけにはいかず、需要の有無や使用用途などを細かく調査・分析し、そのうえで日本人向けとなるようソフトウェアのカスタマイズを始めた。

AIサービスロボット『Lanky(ランキー)』とは?

オフィスで稼働するランキーの画像

名前Lanky(ランキー)
高さ133.5センチ
重量31kg
稼働環境12時間(フル充電時)
通信環境Wi-Fi(SIMモデルを開発中)
製品URLhttps://biz.kingsoft.jp/ai/ailp.html

スリムなフォルムに四角い頭がのっていて、目はくりくりとしていて愛らしいLanky。

主な機能は
・音声や視覚を通して取るコミュニケーション
・高いレベルの顔識別機能
・質疑応答
・障害物を回避しながら案内してくれるガイド案内
・世間話や冗談など話してくれる娯楽機能
・広告宣伝
・自分で充電スタンドに戻る自動充電
・来客、案内、広告の表示回数が確認できるデータ分析
それぞれカスタマイズが可能で、様々なシーンや施設で活躍できるロボットである。

また、他社のシステムと連携することで来客を知らせてくれたり予約している会議室へ案内することも可能なので、他社のシステムも含めると可能性は無限大だ

これまで、ロボットを人員の代替か人員のサポートの2方向で進めていくことを考え、企業の受付や総務、博物館、アミューズメント施設、ショッピングセンター、介護施設などを想定しLankyをPRしてきた。
新型コロナウイルスが流行する前に介護施設へ提案した際は、ロボットに対応を任せると入居者のご家族から非難が集まる可能性があると難色を示したそうだが、流行後はいかに非接触でサービス提供を行うかが重要となったことで興味を示す施設も増えてきたそうだ。

そのこともあり、常に変化している情勢に臨機応変に対応していけるよう、日々ロボットのカスタマイズを行っているとのことだ。

すでに埼玉県熊谷市にあるニットーモールというショッピングセンターでも実証実験を行っており、そこではインフォメーション業務、キャンペーンに対するマーケティングをなどを実施。
現在は導入先からの要望もあるため、運搬ができるようなロボットも開発中なのだそう。
早くて2021年夏頃には発表できるとのことなので、非常に楽しみである。

目指す場所

キングソフトはロボット事業を進めていくうえで、SDGs(Sustainable Development Goals)の目標達成やSociety 5.0へ近づけていくことをテーマとし、現在も企画や開発を進めている。
だが、まだまだロボットが浸透していない日本ではショッピングモールでサービスロボットを避けて通る光景も珍しくはない。

今後、一般人も含めてロボットに触れる機会が増え、各地でサービスロボットの導入が増えた際にはキングソフトのロボットに積極的に触れてもらえるよう、日々進化し続けていきたいと話してくれた。

会社概要

キングソフト社名ロゴ画像

会社名:キングソフト株式会社
所在地:東京都港区赤坂四丁目15番1号 赤坂ガーデンシティ4階
URL:https://www.kingsoft.jp/