タピアの斜め右画像
タピアのロゴ
株式会社MJI
代表取締役社長 Tony Shu(トニー シュウ)
2015年7月 株式会社MJIを設立
”人と人をつなぐ、心のパートナー”をコンセプトに「タピア」の開発を続けている。

株式会社MJIのはじまり

「タピア」は”人と人をつなぐ、心のパートナー”だというトニーさん。
開発しようと思ったきっかけはとある出来事だった。

アメリカ出身のトニーさんは両親と離れて暮らしており、会えるのは2~3年に一度だけ。
その後スマートフォンの普及によりビデオ通話が出来るようになったため、2013年のクリスマスにお母さんへサプライズプレゼントとしてスマートフォンを贈った。
喜ぶ顔を思い浮かべながら連絡を待ったがなぜか一向に連絡がこない。
一ヵ月ほど経過した後、しびれを切らしたトニーさんがお母さんに連絡してみると「プレゼントありがとう!届いたけど使い方が分からないの」と言われたそうだ。

今ではパソコンやスマートフォンを持っていることが普通となっているが、扱えない幼い子供・高齢者・障がい者に入ってくる情報には格差が生まれていると感じたトニーさん。
声や簡単な操作で扱うことのできるロボットを作りたいと考えた。

開発を始めるにあたり苦労したのは、自分の考えに共感してくれるメンバー集めだったという。
初めはたくさんの人と出会うために、様々な企業や団体が出展するイベントを回った。
3~4年かけてメンバーを集め、今では日本では8名、台湾では4名、韓国では3名がそれぞれの強みを生かしながら開発を続けている。

「タピア」は何ができるの?

タピアの正面画像

製品名タピア
製造会社株式会社MJI
サイズ245mm × 210mm(高さ × 最大幅)
重量2.5kg(バッテリー含む)
通信WI-FI または SIM(サイズ:MICROSIM)

卵のような白くて丸いフォルムに、くりくりとした目がキュートなコミュニケーションロボット「タピア」
人の顔の形に近く、目で伝えたいことを表現したいため鼻や口は表示されない仕様となっている。
アメリカではロボットは”怖い”イメージがあるので、そのイメージを払拭したいという思いもありこの形になったそうだ。

タピアには様々な機能が備わっており、そのうちの一つにはビデオ通話がある。
画面を通して行うことができるようになっているため、なかなか会えない家族の元気な姿を確認することができるのだ。
そのほかにも

・予定表
・週に3回のお知らせ
・電話帳
・天気予報
・micro-SDカードからの音楽再生
・Wikipedia
・6つのジャンルのニュース
・カメラでの撮影や写真の保存
・朗読してくれる図書館機能

などの機能が備わっており、タピアとお話しながら自分好みに音量や画面の明るさなどの設定を変えることもできるようになっている。
また、専用アプリとリンクすることで会話の履歴を確認することができるため、離れて暮らす家族や両親の安否確認も可能だ。

高齢者支援見守りロボットとして2020年10月より自治体でも導入されている。

今後タピアに付けたい機能を伺うと、タピアから欲しい商品を注文できるようにしたいそうだ。
オンラインショッピングが普及してきた現在でも、直接店舗に出向いている人は多い。
だが身体が思うように動かなくなったり、視力が低下してしまうと買い物自体が難しくなってしまう。
また、オンラインショッピングで買い物をすると起きてしまいがちなのが、画像で見た商品と実際に届いた商品とのイメージの違いだ。
しょうがないと諦めた人も少なくないだろう。
そんな環境を打破するためにも、店舗以上に便利に買い物ができるようにしていきたいそうだ。

「タピア」に託す想い

世の中には、まだまだコミュニケーションロボットに必要性を感じていない人が多いが、ロボットが行えるコミュニケーションにはいろいろなものがある。
タピアとの会話もそうだが、タピアが教えてくれる日々のちょっとしたニュースや注意喚起、家族とのテレビ電話、家族がタピアと会話した履歴をアプリで確認できること、このようにただ話すだけではなくて日常に寄り添ってくれることもコミュニケーションだとトニーさんは考えている。

タピアとおばあちゃんの画像

そして日常に寄り添うことで、家族と離れて過ごす人や、やむをえず一人で暮らすことになった人、今だと新型コロナウィルスが原因で会うことが出来ない人々などが感じている孤独感を「タピア」を通して癒していきたいそうだ。

私はこの製品をもっと広めていきたいと、切に思う取材となった。

企業概要

株式会社MJIのロゴ

社名:株式会社MJI
所在地:東京都港区白金3-7-18 アポロホール&ルナハウス 401
URL:https://mjirobotics.co.jp/