都営地下鉄施設内において「セコムロボットX2」が稼働
セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:中山泰男)は、セコムが開発した「セコムロボットX2」を活用した警備ロボット実証実験を都営地下鉄施設内で行います。
東京都は、今後活用が期待される先端技術を用いたロボットの社会実装及び2020年のICTショーケース化の実現へ向け、改良・改善を目指している「警備・警戒・見守りに資する技術・サービス」としてロボットの実証実験を行うとし、セコムが実証実験協力企業に選定されました。
セコムは、2005年10月に、警備員の代わりに敷地内を自動で巡回し、異常個所の発見や不審者への威嚇を行う屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」を販売開始しました。
その機能をさらに進化させ、屋内外において自律で走行を行い、搭載したアームによる点検を可能としたのが「セコムロボットX2」です。今回の実証実験において「セコムロボットX2」は、巡回監視ルートを正確に自律で走行します。搭載されたアームには距離画像センサーと熱画像センサー、金属探知機が内蔵されており、不審な放置物やゴミ箱内を点検します。また、巡回後は定められた立哨ポイントで停止し、周囲の監視を行います。
不特定多数の人が集まるパブリックスペースにおける警備需要は増加する傾向にあることに加えて、労働人口の減少に伴い、業務自体の効率化、高度化も求められています。
最先端技術を駆使した「セコムロボットX2」では、こうした高まるセキュリティニーズに応えるとともに、警備員に代わって業務を行うことで、労働人口の減少という社会課題の解決にも寄与します。
今後もセコムは、これまでに培ってきたロボット技術の知見とノウハウを活用し、「安全・安心・快適・便利」が提供できる革新的なサービスを開発していきます。
■ 実証実験概要
●期間(予定)
第1回:2019年1月中旬
第2回:2019年2月中旬
●場所(予定)
都営新宿線 馬喰横山駅 コンコース
●内容(予定)
① 巡回走行試験
・ 画像監視/記録機能試験
・ 自律走行試験
・ 監視卓からの開始操作、またはスケジュールによる巡回走行試験
・ 走行ルート上にある、ゴミ箱点検機能(距離画像センサー/熱画像センサー)試験
② 立哨試験 実験内容
・ 立哨時の画像監視/記録機能試験
・ 防災センター等内のオペレータとの音声通話試験
・ 多言語による定型音声出力機能試験
■「セコムロボットX2」の特長
<実証実験で稼働させる主な機能>