株式会社トルビズオン(本社:福岡県福岡市、代表取締役:増本 衞、以下「トルビズオン」)は、株式会社糸乗建設(兵庫県豊岡市、代表取締役:糸乘 直希、以下「糸乗建設」)とともに、2023年4月22日(土)にドローンを用いた配送の実証実験を実施し、無事成功したことを報告いたします。

実証実験概要

実験の目的:建設業界でのドローン活用(業務効率、安全性、環境保護、労働環境の改善など)に取り組む中、今回は地域の情報発信に貢献しながら、ドローン運航のノウハウを蓄積することを目的とし、地元の名産品「但馬牛」を使った軽量のフードデリバリーに挑戦しました。

日時:2023年4月22日(土)11:00~
場所:谷区公民館広場(豊岡市日高町谷107)
使用機体 :DJI製 Matrice 300RTK
配送品  :但馬牛弁当 2個
搬送重量 :1000g
搬送距離 : 約1.4km
飛行ルート:①谷区公民館広場から糸乗建設
②糸乗建設から谷区公民館広場
ルート図

今回の実証実験では、地権者の承諾を得た上で飛行ルートを計画し、ドローンの飛行下に第三者が侵入しないよう目視人を配置したレベル2飛行でのドローンの飛行を実施しました。また、飛行ルート全域にトルビズオンが提供する「ソラシェア」を適用することで、地域住民の理解を得ることに重点を置きました。

  • 実証実験の様子

配送用ドローンセッティングの様子

到着した但馬牛弁当を食べる地元議員と糸乗建設社長

<糸乗建設 糸乗直希 代表取締役社長のコメント>

建設業界でも、橋梁点検、空撮などドローンの利活用は広がっています。このような中、弊社は、このドローンの活用から、地域の課題解決を図ることができないかと考え、今回の実証実験の実施となりました。

今回の実験にあたり、記念すべき第一歩を踏み出すことになり、また、本当に多くの方々にサポートしていただき感謝しております。これからも、豊岡市民の理解を得ながら、行政等と連携し、実証実験を繰り返し、実装に向けて検証してまいります。この生まれ育った豊岡市に安心・安全なドローンの空路「 空の道 」をどんどん拡大し、ドローン配送の事業が持続可能なものとなるよう取り組んでいきます。今後は、ドローンを活用したビジネスモデルの構築も検討してまいります。

参加団体

株式会社糸乗建設
一般社団法人 北近畿ドローン協会
Café&Deli おすそわけ
株式会社トルビズオン

ドローン先進県、兵庫の取り組みについて

私たち兵庫県は、県内外を問わず、ドローン事業をサポートします。

山も海も島も、都市部も農村部も、暑い夏も、豪雪の冬も、暖かい冬も、なんでもあるのが兵庫県。
2つの海に面していることもちょっと自慢です。いわば小さな日本みたいな県なんです。

だから、ドローンの実験や検証にはもってこい。そんな地理にも後押しされて、兵庫県は自治体としてさまざまなドローン事業に力をいれています。防災、山林調査、河川調査、観光……、知見や実績を一緒に積み上げて、ドローンが活躍する未来を創りませんか。

兵庫県のドローン特設Webサイトより引用

https://drone-hyogo.jp/ (引用先)

ドローン空域管理サービス「ソラシェア」とは

「sora:share(ソラシェア)」は、2018年10月より開始した、ドローンを地域の合意のもと、安全に空を飛行させるためのサービスです。兵庫県において2トルビズオンは020年6月、神戸市の「Be Smart KOBE プロジェクト」に採択され、ドローン配送実験を実施した経緯がございます。この度はその動きをさらに兵庫県内で展開すべく、糸乗建設様との協業に至りました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000046605.html

トルビズオンは、ソラシェアによりドローンが飛ぶ地点を3次元のドメイン(住所)で管理し、上空飛行に対して地権者及び地権者の合意をつなぎ合わせることで、ドローン航行用の空の道をつくるサービス、「Sky:Road」を運営しています。

ソラシェアを活用することにより、①航路の整備を地域や自治体が担い、②プラットフォームを介して保険に自動加入され、③地域のプレイヤーは空路調整を事業化することができます。このように地域企業や自治体が空路のリスクアセスメントの主体となり、住民の合意を得た上でドローンを飛行させることがドローン事業発展の鍵となります。

トルビズオンでは、これまでの実証実験等により培ってきたドローン関連の専門知識と上記サービスを活用し、地域の安全と発展をサポートする事業コンサルティングの提供にも取り組んでおります。

詳細はトルビズオン公式ホームページにてご確認いただけます。
https://www.truebizon.com/