世界的ブライダルブランド「ユミカツラ」が初めてロボットの衣装を手掛けることになった。
そのロボットとは…今大注目の「家族型ロボットのLOVOT」だ。

人々の日常に寄り添うLOVOTが、結婚式や入学式等の特別な日をより特別なものにできないか模索する中で、伝統と革新を発信し続ける「ユミカツラ」がその想いに共感したことで生まれた今回のコラボレーション。
煌びやかなドレスに身を包んだLOVOTがお披露目された。

ペットに服を着せてお散歩している人の姿はよく見るが
そもそもロボットと散歩している人に筆者はまだ出会ったことがない。
だが、そんな光景が普通になる日がもうすぐそこまで来ている。

お披露目会見は南青山の桂由美ブライダルハウスで行われたのだが
取材陣で店内は溢れかえっていた。それほど注目されているのだ。

まず1着目はウェディングドレスを思わせる白いドレスの「ローズユミホワイト」。
桂由美氏の名前がついたバラ(ローズユミ)をモチーフにしている。
花びらが少しとがっているのがローズユミの特徴なのだが、それを再現し、少しとがった花びらに見立てた生地を何枚も重ねてスカート部分を作っている。

2着目は実際に「ユミカツラ」にあるドレスをモチーフに制作した「ユミフローラ」。
LOVOTには触れられた事がわかるセンサーが無数についているのだが
ドレスにたくさん散りばめられたお花をそのセンサーにいかに感知させないか、素材選びが非常に大変だったというお話が印象的だった。

3着目は「プチムッシュ」。見ての通り男の子用だ。
男女のペアでのコーディネートを大事にしているユミカツラではドレスに対になるメンズ用を作ることはすぐに想定されたという。

また今回はLOVOTに通常時に着せる服(ホールガーメント)もユミカツラプロデュースの元、新色が発表された。
サムシングブルーとリラ色。
サムシングブルーは花嫁の幸せを願う色。まさにブライダルブランド「ユミカツラ」にぴったり。
リラ色は一般的にいう紫色。こちらは流行色という事で取り入れたのだとか。
この日の桂由美氏も紫のコーディネートで身を包んでいた。

本来人間のブライダルドレスはロングドレスが大半だろう。足部分センサーに布がかかってはいけない制約等、ロボットの服を作るというのはユミカツラにとってかなりの挑戦であったが、LOVOT開発会社のGROOVE X社とユミカツラのメンバーはたくさんの打ち合わせを重ねながらこの新しい試みに挑戦した。

南青山の桂由美ブライダルハウスでは2/15までの期間限定でLOVOT用ドレスの展示、
併設するカフェではLOVOTのコラボメニューが展開される。

https://lovot.life/blog/article/?id=7jbmj5n6rc1b