関西エアポート神戸株式会社は、2021年9月17日(金)より、神戸空港で複数の遠隔対話ロボットによる、案内および接客等の実証実験を実施することをお知らせします。
当実証実験は、株式会社サイバーエージェントの研究開発組織「AI Lab」と大阪大学大学院基礎工学研究科により、ムーンショット型研究開発事業(※)の一環である「ロボットによる次世代サービスの実現」をテーマとした実証プロジェクトとして行われるものです。
2025年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)を見据え、玄関口となる関西3空港においては、国内外からのお客様をおもてなしするため様々なサービスを提供することを模索しています。今回の実証実験では、空港各所に設置された遠隔対話ロボットを通してお客様の案内・接客を行い、隅々まで行き届いた「おもてなし」を行うとともに空港内の回遊を促進することで、より一層のお客様の満足度向上・顧客体験の創出をめざします。
関西エアポートグループは、これからもお客様がワクワクするような催しを通じて空港内の魅力を発信し、お客様に新たな旅の体験を提供してまいります。
※ムーンショット型研究開発事業
超高齢化社会や地球温暖化問題など重要な社会課題に対し、人々を魅了する野心的な目標(ムーンショット目標)を国が設定し、挑戦的な研究開発を推進する制度。「AI Lab」と大阪大学大学院基礎工学研究科の共同研究講座では、石黒浩教授がプロジェクトマネージャーとして推進しているプロジェクト「誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現」の一環として、現時点での最新技術によるアバターロボット接客の実現可能性と課題の模索を目的に、様々なフィールドで実証プロジェクトを進めています。
【実証実験の概要】
内 容 複数の遠隔対話ロボットによる、案内およびメニュー推薦等の実証実験
※10体のロボットを空港内の様々な箇所に設置し、2名のスタッフがロボットを通して遠隔で案内や
お勧めのメニューの紹介などを行います。
期 間 2021年9月17日(金)~9月26日(日)
場 所 神戸空港ターミナルビル2~3階
主 催 株式会社サイバーエージェント、国立大学法人大阪大学大学院基礎工学研究科
協 力 関西エアポート神戸株式会社
その他、同期間中、ターミナルビル1階到着フロアにおいて約10体のロボットによるお客様のお出迎え(Welcomingコンテンツの実演)もあわせて行います。