業務サービス用ロボットの設計、R&D、生産、販売に特化したグローバル大手企業Pudu Robotics(本社:中国深セン、日本法人Pudu Robotics Japan 株式会社 代表取締役社長:張涛)は、先日、脚付きロボット第1号となる四足歩行型配送ロボット「PUDU D1」を発表しました。PUDU D1は、PUDU社が開発した初の四足歩行型の業務用配送ロボットです。高い演算能力を備えた高性能ジョイントモジュールや、マスター制御盤など、Pudu Roboticsが独占権を持つコアコンポーネントを搭載しています。

「PUDU D1は、段差の乗り上げや不整地での走行が可能で、複雑な地形における効率的に配送することが実現できます。複雑な配送シナリオは、ますます増加しており、PUDU D1は、そのような状況下で使用できるロボットとしてきっと大活躍するでしょう。他のPudu Roboticsのデリバリーソリューションと組み合わせることにより、ロボット配送のすべての領域を網羅することを迅速に実現でき、クローズドループ(循環型)配送チェーンの形成が可能になります」と、Pudu Roboticsの創業者で、最高経営責任者の張涛と述べています。

四足歩行ロボット「PUDU D1」について

PUDU D1は、コア動力源として、独自の高性能ジョイントモジュールを搭載しています。これは中空配線を使い、電源供給が中断されても絶対位置出力を記憶する能力があります。さらに、帯域幅5MbpsのCAN-FD通信プロトコルも採用しています。またジョイントモジュールには、前例のない位置フィードバック精度を備えた、19ビットの高精度エンコーダーが組み込まれています。

PUDU D1独自の高性能マスター制御盤は、四足歩行ロボットの頭脳です。それは、16コアCPU、最大30TopsのAIコンピューティングパワー、豊富なインターフェイスリソース、スーパーコンピューティングパワー、マシン全体の電源管理機能を備えています。

PUDU D1は、柔軟な力制御のための包括的な制御スキームを使い、さまざまな地形に適応し、また外力にさらされても移動中のバランスを維持することができます。さらに配送物を常に水平に維持するオートレベリング配送ボックスを搭載することにより、PUDU D1は、複雑な環境でのオペレーションに求められる、新たな配送のリーダーとなることが期待されています。

PUDU D1は、Pudu Roboticsの自律ナビゲーションとプランニング、3D障害物回避、ヒューマンコンピューターインタラクション技術などの卓越した技術遺伝子が受け継がれており、また「PuduBot」、「BellaBot」、「KettyBot」の各ロボットと同一レベルの優れたナビゲーション能力、障害回避能力、インテリジェントなヒューマンコンピューターインタラクション経験を装備した四足歩行ロボットです。

最高経営責任者のコメント

「科学技術革命と産業変革の次の段階に入り、我々は、ロボットが人間の生産性を再定義し、生活の質における新たな機会を提示するインテリジェンスの時代に向かって動きを加速しています。Pudu Roboticsは、ロボットビジネスの最前線に立ち、業界と社会全体に役立つロボットを開発し、消費者の期待を越えることを目指し努力を重ねています」と、張涛は述べています。