米国時間6月20日、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ベッドフォードに本社を置くiRobot Corporation(アイロボット・コーポレーション)が教育用ロボットを手がけるRoot Roboticsを買収したと発表した。

教育用ロボット「Root」

画像引用:(http://media.irobot.com/)

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開発環境の幅広さ

Root Roboticsの開発する教育用ロボット「Root」は、ロボット掃除機「Roomba(ルンバ)」に似た対象年齢が4歳の子どもから99歳の大人までを含む教育用ロボットで、ビジュアル環境からテキスト開発環境までを備える。

今回の買収は、iRobot社の教育用ロボットの拡充及び早い段階での商業展開と目的としたものだ。

「Root」は現在、6個入りのパッケージ(基本的なセット)が1199ドル(約12万9000円)で販売している。学校向けに30個入りのパッケージが5995ドル(約64万3000円)で提供されている。

STEM教育

iRobotはSTEM教育の分野での高い知名度を誇り、Create robotと呼ばれるRoombaプラットフォームを操作出来る教材を学校向けに長いこと展開してきた。
買収により「Root」が加わることで、ロボット学習の選択肢を増すとともに、これは将来的なロボット技術者やエンジニアの育成を推進する。

STEM教育…IT社会とグローバル社会に対応した人材を多く生み出そうとする教育法で、自分で見て触れて学び、自分自身で理解していくことを根底としてる。

iRobot社によると、今回の買収は同社の決算に大きな影響を及ぼさないという。