パナソニック株式会社は、経済産業省及び国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が企画した「ロボット実装モデル構築推進タスクフォース」(以下、TF)に参加したことを発表した。。

本TFは、ロボットの導入が進んでいないサービス業や三品産業分野等で、ロボットの導入を進めるための壁となっている、特定の企業のみが扱える高機能な性能によるロボット自体の高コスト化を解消する為開設された。

パナソニック株式会社はTFに参加することで、利用者が既存の業務や施設環境等を見直すことを前提とする「ロボットフレンドリーな環境」を構築し、人手不足が課題となっている施設管理、小売・飲食、食品の3つの分野に焦点を当てロボット実装モデルを作成することで、業界内で横展開し人手不足に悩む企業が幅広くロボットを導入できる基礎をつくることを目指す。

以下、プレスリリース引用

パナソニック株式会社は、経済産業省及び国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が設置した「ロボット実装モデル構築推進タスクフォース」に参画しました。

1. 背景

自動車や電機・エレクトロニクス分野等と異なり、ロボットの導入が進んでいないサービスや三品産業分野等においては、人手不足といった社会課題の解決のためのツールとして、ロボットに対する期待は極めて高いと考えられます。そのため、これらの分野におけるロボットの導入を進めるべく、様々なプレーヤーが協力して実証実験をはじめとした取組を進めている状況にあります。
このようなロボットの導入を進める取組は極めて重要でありますが、現時点では、ある特定の企業の活用を想定した活用範囲の狭いロボットの利用を前提とした開発や供給が行われているケースが多い状況です。このままでは、ロボットは高機能・特定企業仕様ゆえの高コスト構造から脱却し難く、現時点においては、幅広くロボットの導入を進めていくことへの障壁が存在している状況にあります。

2. 趣旨

そのような状況を打開し、ロボットの社会実装を加速すべく、経済産業省及び国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、ユーザー、システムインテグレーター等が一堂に会するロボット実装モデル構築推進タスクフォース(TF)を設置しました。本TFは、ユーザー側が既存の業務プロセスや施設環境等を見直すことを前提とした「ロボットフレンドリーな環境」を検討のうえ、その環境から導かれる共通ファンクションに基づき、メーカーやシステムインテグレーター等が協力して取り組む場です。この取組を通じて、本TFでは人手不足への対応などが喫緊の課題となっている施設管理、小売・飲食、食品の3つの分野にフォーカスをあて、ロボット実装モデルを創出します。
本TFメンバーは、ロボット実装モデル創出に貢献するとともに、創出されたモデルを業界内はもちろん類似業界にも横展開していくことを目指し、今後人手不足に苦慮する企業等が幅広くロボットを導入していくための基礎を構築していきます。

3. TFメンバー

【ユーザー】
イオン株式会社
がんこフードサービス株式会社
キユーピー株式会社
株式会社スシローグローバルホールディングス
トヨタ自動車株式会社
パナソニック株式会社
株式会社パルコ
東日本旅客鉄道株式会社
株式会社ファミリーマート
株式会社本田技術研究所
三菱地所株式会社
森トラスト株式会社
ロイヤルホールディングス株式会社
株式会社ローソン

【システムインテグレーター等】
学校法人青山学院大学
株式会社FAプロダクツ
株式会社QBIT Robotics
ソフトバンク株式会社
TechMagic株式会社
学校法人東海大学
株式会社東陽機械製作所
日本ユニシス株式会社

【事務局】
経済産業省製造産業局ロボット政策室
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構ロボット・AI部

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