プラスオートメーション株式会社は、Zhejiang Libiao Robots Co., Ltd.が製造する商品の仕分けロボット「t-Sort」を、初期導入から維持管理までを月額利用料のみで行うRaaS形式で、アパレル事業を展開する株式会社ジュンに提供した。

「t-Sort」は、最短2カ月で導入可能なリードタイムと既存のソーターと比較しスペースが半分以下になるため、小型で短期間で導入でき、少人数・短時間・大量の仕分け作業が可能になる。
株式会社ジュンでは、9月から実証実験のため試験的に導入しており、既存の設備を利用した仕分け業務と比較して30%以上の効率化を見込めることから、12月の本格導入を決定したとしている。

以下、プレスリリース引用

物流施設の自動化に向けたロボットサービス(RaaS:Robot as a Service)を提供するプラスオートメーション株式会社(本社所在地:東京都港区、代表取締役社長:飯間 卓、(以下「+A」))は、Zhejiang Libiao Robots Co., Ltd.(本社:中国浙江省杭州市、社長:Xia Huiling、以下「Libiao」)が製造するソーティングロボットシステム「t-Sort」の取り扱いを開始し、このたび、アパレル事業を展開する株式会社ジュン(本社:東京都港区、社長:佐々木 進、以下「ジュン」)に本システムをRaaS(Robot as a Service)として提供します。

「t-Sort」とは

「t-Sort」は、小型の無人搬送車(AGV)により倉庫内の物品を搬送し、少人数・短期間・大量の仕分け作業を実現する「全設備可動式の次世代型ソーターシステム」です。従来のソーターと比較し高い柔軟性(システム処理能力増減可能、原状回復コストゼロ)を持つことに加え、圧倒的な短リードタイム(最短2カ月で導入可能)と省スペース(対ソーター比50%以下)を実現します。

物流施設では、労働力不足解消や業務効率化などの生産性向上を目的に、ロボットやマテリアルハンドリング機器(マテハン)による自動化が進んでいますが、以下が課題となっています。

・初期の導入コストが膨大になる
・設備機器の進化・倉庫内のオペレーションの変化により、早晩陳腐化するリスクがある
・設備同士の比較検討が難しくオペレーションに適した設備の見極めが困難

+Aは、オペレーションの課題解決に向けて、幅広い選択肢から最適なロボットを提案し、初期導入から維持管理までのすべてを月額利用料のみで提供する、という新しいロボットサービス(RaaS)を提供することにより、これらの課題を解決していきます。

t-Sort 導入例


+A Concept

「t-Sort」を株式会社ジュンにRaaS提供

ジュンでは、同社のアパレル商品の店舗への配送をt-Sortにより自動化することで、倉庫内業務の効率化を実現しました。9月から実証実験を通して試験的に導入し、既存のマテハン設備を利用した倉庫内業務と比較して30%以上の高い効率化を見込めることから、12月より本格的に導入することとなりました。導入にあたっての初期費用はかからず、ロボット本体に加え、システムインテグレーションや今後の維持管理まで一括で+Aが提供します。また、初期検討から実証実験の3カ月を含め半年以下という迅速な導入を実現しました。

尚、アパレル商品物流の特徴である季節による物流波動に対応するため、基本となる長期のサービス契約に加え、短期でロボットの増減に対応する契約を締結します。

更に、+Aではt-Sortに続き、Rapyuta Robotics株社(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:Gajan Mohanarajah、以下「Rapyuta」)と協働型ピッキングソリューション「PA-AMR」を近日中に提供開始する予定です。PA-AMRもt-Sortと同様、多数の人的リソースを必要とするピッキング・仕分けの工程の自動化を実現出来ることから顧客ニーズの高いロボットです。またRapyutaが持つ、クラウドロボティクス・プラットフォーム「rapyuta.io」が提供するロボットの群制御AIにより高い作業効率向上が見込まれます。

+Aでは今後もt-Sort、PA-AMRをはじめとする国内外の様々な物流向けロボットを用いて、より柔軟な自動化ソリューションを物流会社および荷主企業へ提供し、更なる物流の自動化に貢献して参ります。

<プラスオートメーション株式会社について https://plus-automation.com

プラスオートメーションは国内有数の物流子会社を有し、海外を含めたロボット調達に幅広いネットワークを有する三井物産株式会社と先進的物流施設のリーディングプロバイダーである日本GLP株式会社の合弁会社として、2019年6月に設立されました。
「テクノロジーで次代の物流を共に創る」をコンセプトに、物流自動化サービスを皮切りに新たな物流サービスを提供して参ります。

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プラスオートメーション 広報担当
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