最新のu-blox社製GNSSレシーバー「ZED-F9P」を搭載した センチメートルレベルの高精度RTKシステム

Freefly Systems Inc.(米国シアトル)が2019年9月10日にリリースした産業用大型ドローン『ALTA X』用のオプション新製品として「Freefly RTK GPS kit」を、株式会社イデオモータロボティクス(所在地:東京都府中市/代表:井出 大介)は、2020年3月3日から日本国内販売を開始します。


FreeFly RTK kit
 

今回発表いたしますALTA X用Freefly RTK GPS kitは、最新のu-blox社製GNSSレシーバー「ZED-F9P」を搭載したセンチメートルレベルの高精度RTKシステムです。このシステムを使用することで水平および垂直方向の精度が大幅に向上いたします。また前進飛行時の気圧高度変化による影響による垂下などアーチエフェクトを無効にすることが可能です。
Freefly RTK GPSは、GPS、GLONASS、Galileo、BeiDouから「L1/L2/L5」の信号をマルチバンドで受信可能としました。

L5の信号は、山や建物に電波が反射することで発生するマルチパスの影響により誤差に対する耐性がきわめて高く、都市部などで誤差を抑えることが可能となります。
また、マルチバンド対応によって電離層による誤差が低く抑えられ、L1のみを受信する標準のGPSに比べて常に25-30程度の衛星を捕捉し精度測位の安定性が向上するとともに、収束時間を大幅に短縮できるようになりました。
ALTA X用Freefly RTK GPSは、ALTA Xをドロップインアップグレード可能な設計がされています。QGrand Controlアプリケーションを実行する地上のPCへ地上用アンテナユニットをUSB接続してご利用いただけます。

■Freefly RTK GPS kitの概要

u-blox ZED-F9P GPS レシーバー
クイックホットリスタートバックアップパワー
EMI耐性を改善するためのシールド機構
IST8310 電子コンパス
セーフティ スイッチ&LED
RGB LED インジケーター
NCP5623CMUTBG I2C Driver
BMP388 Baro on I2C bus
ヘリカル高感度アンテナ(Maxtena M7HCT)
STM32 MCU for future CAN-based communication
USBを使用してファームウェアの更新が可能

コネクティビティ
USB-C
SMA(20mA max)
4-pin CAN Bus(dronecode compliant)
8-pin UART/I2C

電源要件
USB(5V)
CAN(4.7 to 25.2V)
UART(4.7 to 25.2V)
消費電力<1W

■ALTA Xについて

ALTA Xは、最大積載可能重量15.9kgの大きなペイロードと最大飛行時間50分の長時間飛行を実現したマスプロダクションタイプの新しいドローンです。
オープンソースのPX4フライトスタックを採用しており、UART、I2C、CANインターフェースをもつ、様々なオプションセンサーやアプリケーションをご利用いただけます。またPX4フライトコードのカスタマイズや、DronecodeのSDKを使用してアプリケーション開発も可能です。
既存のALTAで培った信頼性に加え、高い汎用性と驚くべき飛行性能を備えたALTA Xは、土木測量、設備点検調査、物流支援など、多くの分野で活躍が期待できます。

<ALTA Xの概要>
プロペラサイズ         :33インチ
重量(dry)            :10.4kg
最大積載可能重量        :15.9kg
フレームサイズ         :1,415mm(プロペラを含まず)
折りたたみ時フレーム 収納サイズ:877mm
機材搭載            :クイックリリース式
                 機体上部または下部に搭載
バッテリー           :12S 44V 16000mAh LiPoバッテリー 2本

■会社概要

称号    : 株式会社イデオモータロボティクス
代表者   : 井出 大介
所在地   : 東京都府中市宮町1-36-4 府中フラット301
設立    : 2012年(平成24年)5月17日
主な事業内容: 撮影機材の輸入・製造・販売
ホームページ: https://www.ideorobo.com/