ヴイストン株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:大和信夫)は、好評発売中の水平多関節ロボット
アーム アカデミック スカラロボットをROSに対応させる、「アカデミック スカラロボット ROS対応SDK」の無償配
布を開始します。
■主な特徴
アカデミック スカラロボット ROS対応SDKは、既発売の学習用ロボットアーム アカデミック スカラロボットを
ROSに対応させるSDKです。ロボットアームの学習用途に広く採用されているアカデミック スカラロボットにお
いて、ROSによる制御やシミュレーションを行えるようになり、より多彩な教育・学習分野に対応します。
本ツールは、アカデミック スカラロボットを接続したPCに導入して使用します。本ツールを導入したPCにお
いて、アカデミック スカラロボット専用のROSドライバノードを実行すると、アカデミック スカラロボットをROSデバイスとして制御できるようになります。なお、本ツールはGitHub上で無償配布されます。
(1) アカデミック スカラロボットを入門用ROSデバイスとして活用可能
本ツールを導入したPCに接続されたアカデミック スカラロボットは、ROS対応のロボットアームとして制御
することができます。アカデミック スカラロボットと本ツールを組み合わせて使うことにより、ROSの基本的な仕組みやROSのハードウェア対応について、実感的に学習することができます。また、ロボットアームの特長を
生かした順運動学・逆運動学の学習や、「姿勢の指定」・「姿勢の取得」を利用した外部デバイスからのアーム
の制御、外部デバイスとの協調動作などを学ぶことが可能です。
ROSの総合的な学習のためには、制御などのソフトウェア側と、実際に稼働させるハードウェア側とを両輪
で理解する必要があります。本ツールは、卓上サイズで安全なロボットアームを使うことにより、効率的で実
用的なROS学習を実現します。
(2) さまざまなツールやシミュレータでの利用が可能
本ツールを用いることで、広く用いられるROS関連ツールやシミュレーターにアカデミック スカラロボットを
対応させることができます。
本ツールにはrvizでの3Dモデルデータを含みますので、rvizでのロボットモデル表示や、Gazeboによるシミ
ュレーション、MoveItによるシミュレーションや制御なども可能です。
■本ツールの推奨動作環境
OS:Ubuntu18.04 (64bit)
ROS:ROS Melodic
CPU:Intel® Core™ i5 8259U
メモリ:DDR4 PC4-19200 8GB
ストレージ:M.2 SSD 256GB
グラフィック:Intel® Iris® Plus Graphics 655
■配布場所
アカデミックスカラロボット ROS対応SDK
製品ページ: https://www.vstone.co.jp/products/scara_robot/
GitHub: https://github.com/vstoneofficial/scara_ros_samples/
(※)製品の仕様は予告なく変更となる場合があります
ヴイストン株式会社
〒555-0012 大阪府大阪市西淀川区御幣島 2-15-28
E-mail: infodesk@vstone.co.jp
https://www.vstone.co.jp/