より使いやすく、よりセキュアを追求した3タイプの機体を8月より受注開始
株式会社ACSL (本社:東京都江戸川区、代表取締役社長:鷲谷聡之、以下、ACSL)は、国産の中型プラットフォーム機体ACSL-PF2をより使いやすく、よりセキュアにカスタマイズした3タイプの産業用ドローンを、「PF2-AE(Advanced Edition)」として2022年8月より受注を開始いたします。
また、8月2日(火)および8月16日(火)に、新ラインナップ「PF2-AE」およびACSLの国産ドローンについてご紹介するオンライン説明会を開催いたします。

背景

より使いやすく
ACSL-PF2は、中型のプラットフォーム機体としてお客様のニーズに合わせて機体をカスタマイズすることで、物流、災害時の状況把握、インフラ点検、警備・巡回、測量など、あらゆる用途で活用が検討されてきました。そうした中で、
・ 産業用ドローンを活用するのは初めてなので、どのような機能やスペックがあれば自社の課題を解決できるのかそもそも分からない
・ どのようなドローンがよいか検討するのに時間とコストがかかり、導入までのハードルとなっている
・ 他の用途にも使うためカメラの付け替えをしたいが、その都度カスタマイズ作業が必要となり時間とコストがかかる
・ UI(ユーザーインターフェース)について、初心者でも直感的に操作できるとより導入しやすい
などの課題があげられてきました。

ACSLは、これまで多くの企業と実証実験を重ねていく中で、物流、インフラ点検、災害、警備の分野において、より産業用ドローンの社会実装を推進するために必要な機能やスペックが明らかになってきました。そうした実績や経験から、今回PF2-AEとして用途別に使いやすくカスタマイズした「PF2-AE Delivery(物流)」「PF2-AE Inspection(インフラ点検)」「PF2-AE Disaster Relief / Patrol(災害/警備)」の3つの機体を発表するに至りました。また、基地局ソフトウェアとして、小型空撮ドローンSOTEN(蒼天)と同様の専用アプリケーション「TAKEOFF」を搭載することでより直感的な操作が可能となり、お客様の課題解決に繋がると考えています。

よりセキュアに
産業用ドローンは、日本における少子高齢化に伴う様々な社会問題解決のためのロボティクス技術の一つとして注目されており、今後私たちの暮らしにますます密接に関わってくるものと予測されます。

そのような中、2020年9月に、政府は「調達はセキュリティが担保されたドローンに限定」し、「既存導入されているドローンについても速やかな置き換え」を実施する方針を公表しており、高いセキュリティを実現したドローンへの需要が高まっています。

また、2020年の改正航空法に基づき、2022年6月20日(月)より無人航空機の登録制度が開始され、ドローンを取り巻くルールが整備されてきています。

PF2-AEは、ACSLがソースコードレベルから独自開発したドローンの制御を司るフライトコントローラを搭載し、通信を暗号化することで情報漏洩の可能性を低減させているため、セキュアで安心な機体として活用いただけます。また、リモートIDモジュールを搭載しており、無人航空機の登録制度にも対応しています。

3タイプから選べるPF2-AE

1.「PF2-AE Delivery(物流)」
LTE通信標準搭載の物流用途に特化した機体
〈特徴〉
・内容物重量1.5kgの搬送が可能
・送信機2台により、離陸・着陸地点での安全な監視が可能
・マーカー着陸機能により着陸マットを認識し精密に着陸ができる
・LTE通信を用いた映像伝送、テレメトリ伝送により見通しの悪い場所でも通信を確保(目視外飛行が可能)
製品の詳細はこちら
https://product.acsl.co.jp/product/post-1526/

2.「PF2-AE Inspection(インフラ点検)」
一般的な可視カメラや赤外線カメラによる点検を想定した機体
〈特徴〉
・4種類のカメラが搭載可能(可視カメラ、赤外線カメラ、ズーム機能搭載の可視カメラなど)
・同一ジンバルで4種類のカメラ交換が可能なため、用途に合わせてお客様で簡単に付け替えが可能
・水平方向360°の衝突回避を備えており、安全な操作が可能
製品の詳細はこちら
https://product.acsl.co.jp/product/post-1532/

3.「PF2-AE Disaster Relief / Patrol(災害/警備)」
LTE通信による目視外飛行にも対応可能な機体
〈特徴〉
・PF2-AE Inspection と同様に4種類のカメラが搭載可能
(カメラは可視や赤外線、ズーム機能搭載の可視カメラがあり、様々な点検業務に対応)
・同一ジンバルで4種類のカメラ交換が可能なため、用途に合わせてお客様で簡単に付け替えが可能
・LTE通信を用いた映像伝送、テレメトリ伝送により見通しの悪い場所でも通信を確保(目視外飛行が可能)
製品の詳細はこちら
https://product.acsl.co.jp/product/post-1513/

■4つのカメラを付け替え可能なジンバルを搭載
「PF2-AE Inspection」および「PF2-AE Disaster Relief / Patrol」では、お客様の要望に合わせて4種類のカメラを選択していただくことが可能です。また、同一のジンバルで4種類のカメラ交換が可能なため、用途に合わせてお客様で簡単に付け替えが可能です。

PF2-AE オンライン説明会

8月2日(火)および8月16日(火)に新ラインナップ「PF2-AE」およびACSLの国産ドローンについて紹介するオンライン説明会を開催いたします。また、ドローン物流、プラント点検、煙突内部点検における実証実験(PoC)を手軽に行えるPoCパッケージについてもご紹介させていただきますので、産業用ドローンの活用にご興味のある方は是非ご参加ください。

〈概要〉
開催日時:
① 8月2日(火) 13:30~14:30
② 8月16日(火)10:30~11:30
内容:
・新ラインナップ「PF2-AE」のご紹介と活用方法について
・ACSLの国産ドローンSOTEN(蒼天)、閉鎖環境点検ドローンFi4のご紹介
・手軽に行えるPoCパッケージのご紹介
お申込み:
以下のフォームよりお申込みください。後日、ZoomのURLをご案内させていただきます。
https://forms.office.com/r/yj7TdpkDnV
※法人様対象のセミナーのため、個人でのお申し込みは受け付けておりません。

国際ドローン展で展示

「PF2-AE」を2022年7月20日(水)~7月22日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第8回国際ドローン展」のACSLブースにて展示予定です。是非ご来場ください。
〈展示会詳細〉
第8回 国際ドローン展
● 会期:2022年7月20日(水)~22日(金)10:00~17:00
● 開催場所:東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
● ブース番号:M6-023
● 入場方法:完全事前登録制
お申し込みは公式ページよりお願いします。
https://www.jma.or.jp/mente/tokyo2022/outline/drone.html

【株式会社ACSLについて】 https://www.acsl.co.jp/
ACSLは、産業分野における既存業務の省人化・無人化を実現すべく、 国産の産業用ドローンの開発を行っており、特に、画像処理・AI のエッジコンピューティング技術を搭載した最先端の自律制御技術と、同技術が搭載された産業用ドローンを提供しています。既にインフラ点検や郵便・ 物流、防災などの様々な分野で採用されています。