炎重工株式会社(所在地:岩手県滝沢市穴口57-9、代表取締役:古澤洋将、以下当社)は、自社開発した「Marine Drone(純国産水上ドローン)」が、「CEATEC AWARD 2021」において『スタートアップ&ユニバーシティ部門 準グランプリ』を受賞しました。
当社は、「Marine Drone」を活用して水上作業の自動化・デジタル化の促進に貢献します。

◆ Marine Drone の概要

 Marine Droneは、各種機器と連携することで、海・湖・河川における作業の遠隔化・自動化、安全性の向上、デジタル化に貢献する水上ドローンです。昨今の情報セキュリティや安全性・信頼性の観点から、総務省 2015年度 異能vationの支援を得て自社開発した高信頼性組込OSを採用し、制御基板やモータドライバなども自社で開発を行った純国産の水上ドローンです。インフラ点検や災害対策、海上警備などへの応用も意識し、今後も純国産の水上ドローンを開発していきます。

◆ CEATEC AWARD 2021について

 「CEATEC AWARD 2021」とは本年で11回目を迎え、アジア最大級規模を誇るIT技術とエレクトロニクスの国際展示会「CEATEC 2021 ONLINE」に展示される技術・製品・サービス等の中から、「CEATEC AWARD 2021 審査委員会」が学術的・技術的観点、市場性や将来性等の視点から、イノベーション性が高く優れていると評価できるものを審査・選考し、表彰するものです。

 当社が受賞した「スタートアップ&ユニバーシティ部門」は、IoTや関連する技術・製品・サービス・ソフトウェア・アプリケーション・ビジネスモデル等を開発し、それを市場に投入するスタートアップ企業や大学・研究機関からの応募案件を対象とし、具体的実現性や社会への貢献、技術的高さ・市場性等の観点から優れると評価されるものを表彰するものです。

◆ 「Marine Drone」受賞概要

【使用用途】
・水上ドローンを用いた水上作業の自動化

【主な機能】
・位置情報に基づく自動運転
・水上ドローンに搭載した作業用途別の機器の無人、遠隔制御
・バーチャルアンカー

【技術・特徴】
・ハードウェア、ソフトウェアなど、“純国産”
・オープンソースを利用していない自社開発プログラム
・独自に開発した、屋外・水上環境に強い専用基板、高信頼性組込OS

【選 評】
 汎用性の高い水上ドローンであり、遠隔操作の他に自律航行が可能な点が評価された。高齢化が課題となっていた水上作業、人手で行われていた密漁対策に導入することで、人的・金銭的コストを軽減し持続可能な対策ができる他、航行データを密漁対策や高付加価値の情報提案などに活用する見込みもある。また、水上に移動するステージやレストランなどのスペースを展開するなど、水上資源の利活用に貢献できるとしている。純国産へのこだわりも評価された。

◆ 関連情報
・CEATEC 2021 ONLINE
開催期間:2021年10月19日~22日
URL:https://www.ceatec.com/ja/
※ Co-Creation PARK エリアに出展いています
※ 入場には事前登録が必要です
URL:https://online.ceatec.com/visitor-application/

・CEATEC AWARD 2021
URL:https://www.ceatec.com/ja/award/

・炎重工株式会社
設立:2016年2月
代表者:代表取締役 古澤洋将
URL:https://www.hmrc.co.jp/
所在地:岩手県滝沢市穴口57-9
創業の想い:東日本大震災からの復興と次世代事業の創出
概要:制御技術をコアとした自動化製品、サービスの開発、販売
 農家出身、多数のロボット開発経験を有する代表の強みを生かし、『食糧生産を自動化して、世界の飢えを解決する』ことをミッションに掲げ活動
 「最先端の制御技術で一次産業を自動化する」ことを目指し水産業の自動化を目的とし2016年よりMarine Droneの開発に着手
2019年6月経済産業省「J-Startup」認定