株式会社アフレルと株式会社Preferred Networksは、ディープラーニングの学習機会の提供と活用促進を目的に、ロボットカーを動かしながらディープラーニングの基礎知識を学ぶことのできるプログラミング教材「実践!Chainerとロボットで学ぶディープラーニング」を共同開発した。

同教材は本日よりWEB (https://ai.afrel.co.jp/chainer.html) にて無料公開。

「実践!Chainerとロボットで学ぶディープラーニング」
・大学の授業や自主学習などで広く利用されることを目的に、無料で利用できる
・実物(ロボットカー)を動かすことで、深層学習を活用する効果を体感できる
・「Chainer」「深層学習」「Python」の基礎を初学者が段階的に学習できる
※ロボットカーは別売りです

ディープラーニングを学習するための高等教育向け教材をベースに、ディープラーニングについて初めて学ぶ学生や社会人向けに実際に動くロボットカーを用いることで初学者でも楽しく学習を進めることが可能。今後、応用編のコンテンツも追加されていくとのこと。

 

以下、プレスリリース引用

株式会社アフレル(本社:福井県福井市、代表取締役社長:小林靖英、以下「アフレル」)と株式会社Preferred Networks(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西川徹、プリファードネットワークス、以下「PFN」)は、深層学習技術の学習機会の提供および実務領域への活用促進を目的に、ロボットカーを動かしながら深層学習技術の基礎知識を学ぶことのできる、実践的なプログラミング教材「実践!Chainerとロボットで学ぶディープラーニング」を共同開発しました。
この教材は本日よりWEB (https://ai.afrel.co.jp/chainer.html) にて無料公開しています。

AIのビジネス活用が大きな注目を集める一方、初学者が機械学習・深層学習技術の理解を深めるために自由に利用できる日本語教材は未だ少ない状況です。アフレルとPFNは、PFNが国立大学法人山梨大学との共同研究によって開発した、深層学習を応用する実践的知識を学習するための高等教育向け教材をベースに、深層学習を初めて学ぶ学生や社会人向けに、ロボットカーである教育版レゴⓇ マインドストームⓇ EV3を用いたプログラミング教材を共同開発しました。実際に動くロボットカーを用いることで、Pythonによるプログラミングから、オープンソースの深層学習フレームワークChainer™まで、初学者でも楽しく学習を進めることが可能です。

この教材は、深層学習の正しい知識の学習機会をより広く提供し、実務領域への活用を促進するため、無料公開することにいたしました。今後、応用編のコンテンツも追加していく予定です。

教材概要

名称:「実践!Chainerとロボットで学ぶディープラーニング」
URL:https://ai.afrel.co.jp/chainer.html
対象:機械学習や深層学習をこれから学びたいと考えている社会人、高等教育の学生(主に初学者を対象)
特長:
・大学の授業や自主学習などで広く利用されることを目的に、無料で利用できる(ロボットカーは別売りです)
・実物(ロボットカー)を動かすことで、深層学習を活用する効果を体感できる
・「Chainer」「深層学習」「Python」の基礎を初学者が段階的に学習できる

学習の流れ:

株式会社アフレル 代表取締役社長 小林靖英よりコメント

未来に向かう重要な基盤となりつつある深層学習の研究と実用において、世界を牽引するPreferred Networksと共に、ロボティクスを融合させた深層学習教材を開発しました。「先進技術をロボットの動きで見える化する」この教材は、技術への興味を高め、学習成果を明らかにすることで、実践的な知識獲得を可能とします。今回の教材が人材育成現場のみなさまの人づくりへの一助となり、アフレルが目指す30年後の明るい未来社会づくりにつながること、また教育分野における新しい取り組みとなることを期待しております。

株式会社Preferred Networks 代表取締役社長 最高経営責任者 西川徹よりコメント

いまプログラミングは大きなパラダイムシフトを迎えつつあります。PFNでは、あらゆる世代の方が正しいプログラミングの知識を身につけ、理解を深めるための教育支援に力をいれています。今回、教育分野に知見を持つアフレルと一緒に、ロボットカーを使った深層学習の教材を開発できたことを嬉しく思います。教材テキストの開発にあたっては、山梨大学の牧野先生、西﨑先生にご協力いただきながら、PFNの深層学習エンジニアが学習の流れから考え、楽しみながら段階的に深層学習を学んでいけるよう工夫しました。大学生・社会人向けの内容ではありますが、興味ある高校生や中学生にもぜひ読んでいただきたいと思います。

【オープンソースの深層学習フレームワークChainer™について】 

http://chainer.org/
PFNが開発・提供するChainerは、Pythonベースの深層学習(ディープラーニング)向けフレームワークとして、“Define-by-Run”の手法を通じてユーザーが簡単かつ直感的に複雑なニューラルネットワークを設計するための高い柔軟性とパフォーマンスを兼ね備えています。2015年6月にオープンソース化されたChainerは、最も普及している深層学習フレームワークの1つとして、学術機関だけでなく、深層学習がもたらすメリットを現実世界のアプリケーションや研究に活用するための柔軟なフレームワークを求める産業界の多くのユーザーに支持されています。
Chainerは、最新の深層学習研究の成果を迅速に取り入れ、ChainerRL(強化学習)/ChainerCV(コンピュータ・ビジョン)/ChainerUI(学習ログの可視化)/Chainer Chemistry(化学、生物学分野のための深層学習ライブラリ)などの追加パッケージ開発、Chainer開発パートナー企業のサポートなどを通して、各分野の研究者や実務者の最先端の研究・開発活動を支援していくことを目指しています。

【株式会社アフレルについて】

https://afrel.co.jp/
明るい未来社会づくりに向けて、家庭・学校・企業まで幅広い層に向け教育支援サービスをご提供します。最新のテクノロジー、特にロボット技術を駆使して、ソフトウェア開発過程や成果の「見える化」、そして教育効果の「見える化」をロボットの動きで実現し、知的な感動を生む新しい教育サービス・教材の企画・開発・販売により人材育成の現場のみなさまを支援します。

【株式会社Preferred Networksについて】 

https://www.preferred-networks.jp/ja/
深層学習技術とロボティクス技術のビジネス活用を目的に、2014年3月に創業。交通システム、製造業、バイオ・ヘルスケアの3つの重点事業領域を中心に、世界をリードする企業・組織と協業し、様々な分野でイノベーションの実現を目指しています。
2015年からオープンソースの深層学習フレームワークChainerを開発・提供。2018年には深層学習に特化したプロセッサMN-Core™(エムエヌ・コア)の開発を発表。これら基礎技術の研究開発に加え、専用のスーパーコンピューターの構築を進め、深層学習技術の実用化を加速しています。現在は、パーソナルロボット、スポーツ解析、クリエイティブなどの分野にも深層学習の応用領域を拡大しています。

*Chainer™、MN-Core™は、株式会社Preferred Networksの日本国およびその他の国における商標または登録商標です。

【お問い合せ先】

株式会社アフレル
東京支社 グローバルAIソリューション 櫻井(さくらい)
〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町2-8 新小伝馬町ビル5F
contact@afrel.co.jp / TEL: 03-6661-9251