テスレイSシリーズロゴ画像

以前、外観検査ロボット『TESRAY』について取材させていただいた株式会社ロビットが、汎用型のAI外観検査ロボットの提供を開始した。(初回記事)

『TESRAY』とは?

車や化粧品、食品など必ず必要となる外観検査。
日本の品質基準は非常に厳しく、その品質を保つための外観検査は、モノを作っている時間よりも長くなることがあるという。
また、騒音や粉塵の中作業を行うことや何時間も立ちっぱなしなど環境は酷く、長年の経験を頼りに一般人の目では見つけることの出来ない傷など探さなければいけないため非常に辛い作業である。

そんな外観検査をAIとソフトウェアとハードウェアを組み合わせて自動化させ、人間と同等以上の精度を検出することが出来たものが『TESRAY』だ。

『TESRAY Sシリーズ』

テスレイ本機

画面画像2
★プレスリリースページ

これまでリリースしてきた『TESRAY』を型番商品として提供を開始したのが、
今回の『TESRAY Sシリーズ』となる。

実際に動かしているところを見させていただいた。


この速さで高い精度を誇る『TESRAY Sシリーズ』
以下のような特徴がある。
1. 樹脂/金属/繊維等の素材、射出成形/プレス/メッキ/塗装等の製法/加工といった様々な工業製品を対象に外観検査の自動化が可能
・ラメ加工等の製品ごとに異なる模様、光の乱反射の影響をうける透明部品においても多数の実績

2. 6 軸(最大 12 軸)の検査ロボットによって、3次元形状のワークに対応し、高さ/厚みがある部品や窪み/㻾部にも対応
・外観検査に最適化したロボットを独自開発しているため、特異点やケーブルの取り回しによる可動領域制限が存在しない
・ワークに最適化するために、ロボットの軸を追加する等の検査範囲のカスタマイズ対応も可能
・結果、一般的に検査の見逃しが発生しやすいリブ/㻾 部/意匠部上の異常に関しても安定した検出精度を実現

3. 自動車部品メーカーの検査品質に対応した AI アルゴリズムを実装
・極小サイズの異常や、寸法ではない”目についたら異常”といった曖昧な官能検査基準に対応

4. 独自開発のロボットティーチング機能により、多品種小ロットの生産品への対応も容易
・直感的な G㼁I によってどなたでも簡単にワークのティーチング操作可能

5. 工場内の既存の生産設備との連動、前後工程とのスムーズな繋ぎ込みのためのカスタマイズ開発にも対応

従来技術ではシールの有無など簡単な判定は実装されてきたが、人間の感度的な部分の自動化には至っていなかった。
傷などの異常の付き方は部品によって変わるためソフトウェアだけではルール化が難しく、カメラで異常を検知しようとしても、1枚写真を撮るだけで異常をすべて映すことは難しいため、角度や光の当て方を工夫する必要が出てくる。
AIだけで対応するには学ばせるために膨大な写真が必要となるが、時間をかけて集めたはいいもののその部品の生産が終了してしまうなんてこともあるのだ。

冒頭でもお伝えした通り、AIとソフトウェアとハードウェアを組み合わせているのだが、例えばそれぞれの分野を得意とする企業を集めて開発するにも、こだわりや妥協点などすり合わせが難しく完成に至らない。

このように、技術力だけでは難しい開発もロビットは一貫して行うことが出来るため、実現を可能とした。

現在は実績として自動車部品が多いが、ほかにも防塵マスクのフィルタや養生テープなどの工業製品、日用品や野菜などの食品系も実績としてあげられている。

株式会社ロビット

社名ロゴ
2014年10月 創業。
“「作る」を進め、「創る」を増やす。”を目標に、人間にしかできないようなクリエイティブに費やす時間を増やし、日本のモノづくりを強くしていくことを使命として活動している。

『mornin’』や『mornin’+』の開発時に地域の町工場の方々と深く関わり、外観検査の現状を知ったロビットは、2018年頃から本格的に外観検査ロボットの開発を開始。
難しいと言われていたいわゆる“匠の技”の自動化に成功した。

国内養生テープトップシェアのダイヤテックス株式会社に『TESRAY』が採用された他、株式会社雪国まいたけではまいたけカット工程を自動化させるなど外観検査以外でも技術力を発揮している。

会社情報
所在地:〒174-0051 東京都板橋区小豆沢4-26-13
URL:https://robit.co.jp/

リンク

[プレスリリース]株式会社雪国まいたけ
[プレスリリース]ダイヤテックス株式会社
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