最先端ロボティクス技術により効率的な社会の実現を目指す東京ロボティクス株式会社(東京都文京区、代表取締役:坂本義弘)は、ロボット用小型高性能3次元カメラを民主化すべく、Torobo Eye技術供与サービスを開始しました。

Torobo Eye技術供与サービスは、当社が開発・製造・販売する小型高性能3次元カメラ「Torobo Eye」の技術を他社に非独占的な形でライセンスし、その技術を広く普及させることで、自律ロボットによる自動化応用を促進することを目的にしています。ロボットメーカーのお客様にとっては、自社ロボットに3次元カメラオプションを追加することでロボットの魅力を向上させることができ、SIerやAIベンダーのお客様の場合は、他社製のロボットアームと組み合わせたピッキングシステム等のリーズナブルな提供が可能になります。その他、マテハン機器や検査装置への組み込みなども可能です。

■技術供与サービス基本セット

1・見本としてのTorobo Eye SL40またはSL80の現物提供(選択もしくは両方)
2・上記現物に対応した、回路図、PCBパターン、部品リスト
3・上記現物に対応した、構造部材の加工図面
4・上記現物に対応した、関連プログラム一式(コアプログラム/API/UI)
5・特許・意匠ライセンス
6・開発者マニュアル/ユーザーマニュアル
7・20時間のコンサルティング(必要に応じて追加の契約可)

※2~6は非独占的なライセンス提供となります

お見積りは以下までご連絡下さい!
trbe-sales@robotics.tokyo

Torobo Eye のご紹介

■Torobo Eye シリーズ
手のひらサイズでロボットの手先取付に適した構造化光方式の3次元カメラです。計測距離に応じて、SL40(計測距離300~600 mm)とSL80(計測距離400~1200mm)の2つのラインナップがあります。

Torobo Eyeをロボットアームの手先や双腕ロボットの頭部に取り付けることで、バラ積みピッキングや組み立て等を行う自律ロボットをコンパクトに構築することができます。

■Torobo Eye の特徴

・手のひらサイズかつ軽量(約 500 g)のためロボットの手先取付に最適
・業界最速クラスの計測時間 180 ms (max)
・デプス計測のバラツキ誤差 0.06~0.1 mm
・デプス画像とカラー画像の同軸撮影によりズレが生じずAI連携が容易
・計測対象に応じてプロジェクタ発光色をソフトウェアで変更可能(白, 赤, 緑, 青)
・ハイダイナミックレンジ(HDR)撮影機能に対応
・OpenCV, Open3D, ROS (Robot Operating System) との連携が容易

計測例:光沢物体と黒色物体の混載

計測例:M2のネジ

仕様の詳細は以下のWebサイトやカタログを参照して下さい。
https://robotics.tokyo/ja/products/torobo_eye/
https://robotics.tokyo/data/brochure_ToroboEye_A4_ver_4.6.pdf

以下は、ピッキングへの応用例です(形状等の認識技術はTorobo Eyeには含まれません)。
https://blog.robotics.tokyo/archives/774

■東京ロボティクスについて
東京ロボティクスは、人間共存ロボットを含む最先端ロボットを追求し、効率的な社会の実現を目指す早稲田大学発のロボティクススタートアップです。創業間もない時期は、力制御可能なロボットアームや双腕ロボットの開発を中心に行ってまいりました。近年は、力制御可能な全身人型ロボットを開発するとともに、最先端ロボットに必要なビジョン(3次元カメラ)や画像認識・機械学習、遠隔操作など研究領域を広げております。また、研究開発にとどまらず社会実装する事業も加速しており、多くの大手企業と共同開発および実証実験を進めております。

■求人情報
東京ロボティクスでは、一緒に最先端ロボットを開発する仲間(正社員・インターン)を募集中です。以下問い合わせ先、若しくはWantedlyよりご応募ください。
問い合わせ先:recruit@robotics.tokyo
Wantedly:https://www.wantedly.com/companies/robotics