2019年4月24日から30日、アメリカ・ケンタッキー州ルイビルで第12回世界大会が行われた。5月1日に2019-2020シーズンの新競技が発表され、いよいよ国内でもゲームエレメンツの出荷が開始。
 

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VEXロボティクスとは
VEXとは、アメリカで生まれたSTEM教材。
ロボット工学を通じて次世代の暮らしに必要とされる【主体性】を育むことを目的に開発された。

VEX競技大会
VEXの競技大会は、3つのカテゴリーに分かれる。
– 小学4年生から中学2年生まで対象にしたVEX IQ チャレンジ(略称:VIQC)
– 中学1年生から高校3年生まで対象にしたVEX ロボティクス・コンペティション(略称:VRC)
– 大学生であれば年齢無制限のVEX U(略称:VEXU)


以下、プレスリリース引用

2019年4月24日から30日、アメリカ・ケンタッキー州ルイビルで第12回世界大会が行われました。5月1日に2019-2020シーズンの新競技が発表され、いよいよ国内でもゲームエレメンツの出荷が開始。

VEXロボティクスは、子供にSTEM(科学・技術・工学・数学)への興味を早い時期から持たせ、理数工学に対する苦手意識を覚える前に好奇心から刺激し、次世代を担っていくリーダーを育成する教育プログラムです。
2018-2019シーズンは、60カ国以上でおよそ2,500回のイベントが登録され開催されました。
競技には、小学4年生から中学2年生を対象にした【VEX IQ チャレンジ】、小学6年生から高校3年生を対象にした【VEXロボティクスコンペティション】、大学生を対象にした【VEX U】があります。

VEXロボティクスについて:
VEXとは、アメリカで生まれたSTEM教材です。ロボット工学を通じて次世代の暮らしに必要とされる【主体性】を育むことを目的に開発されました。
生徒たちはロケットエンジニアや脳外科医、その他の発明家と同じエンジニアリングデザインと問題を解決する為のプロセスを繰り返し学習し身につけます。そして少しでも早い時期から理数工学に対する興味を育ませることで、不得意意識を覚える前に好奇心を刺激し、より多くの【主体性を持った学び】を経験させることができます。

VEXは【ハードウエア・ソフトウエア・カリキュラム・競技大会】の4つの要素から構成されており、高性能なロボットを売るだけにとどまりません。生徒や学生は、まるでスポーツのような競技大会に参加することで、チームワーク、リーダーシップ、コミュニケーション力、グローバリズム、プロジェクト遂行力、課題解決力、クリティカル・シンキングといったソーシャルスキルを経験し身につけます。

VEX競技大会:
VEXの競技大会は、3つのカテゴリーに分かれます。
– 小学4年生から中学2年生まで対象にしたVEX IQ チャレンジ(略称:VIQC)
– 中学1年生から高校3年生まで対象にしたVEX ロボティクス・コンペティション(略称:VRC)
– 大学生であれば年齢無制限のVEX U(略称:VEXU)
日本以外の新学期の多くは、9月から始まります。またアメリカの中学(ミドルスクール)は、日本の小学6年生から始まるなど、国ごとに学年がことなるため、参加者は毎年4月末に行われる世界大会の時の年齢を基準に、自分が参加するカテゴリーを選びます。

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毎年増加するチーム:
2018-2019シーズンにVEXに登録されたイベント(競技大会・練習試合・リーグ・ワークショップ)は、世界中でおよそ2,500回登録され開催されました。2017-2018シーズンから比べると1.47倍のイベントの開催数が増えたことになります。またチーム数も年々増え続け、現在世界で競技登録されているチーム数は、24,000チームに上ります。

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国内では、2017-2018シーズン、VIQCが1回、VRCが2回開催されました。2018-2019シーズンは、VIQCが5回、VRCが3回開催されました。そのうちワークショップが2回で、あとの6回のイベントは、全て海外チームも参加した国際試合でした。その中から、2019年4月末の世界大会に選抜されたチームは、VIQCが3チーム、VRCチームが3チームでした。

2019-2020競技テーマ:
VIQCの競技テーマは【スクエアドアウェイ】です。
競技方法は毎シーズン同じく、3種類の内容で競います。1つ目は、2チームが協力して高得点を目指す【チームワークチャレンジ】です。各チームは2名で構成され、60秒間で1つのロボットを前半と後半に分けて操作します。
フィールドには各チームのロボット1機ずつが操作され、アライアンス(協力し合う相手のチーム)と協力することで高得点を得ることができます。2つ目は【ドライビングスキルスチャレンジ】です。チームごとに、ロボットの性能とコントローラーの操作技術を競います。
【チームワークチャレンジ】と同様にドライバーは前半と後半に分かれて操作します。そして3つ目は【プログラミングスキルスチャレンジ】です。60秒間、完全自律で操作で得点を競います。ドライバーによる操作はできません。

毎シーズン同じ競技フィールド(122cm x 244cm)が使われ、フィールド内に設置されるゲームエレメントが新しいものに更新されます。
今シーズンは、3つのプラットフォームが設けられており、直径7.6cmのボール35個とと17.8cm角の3色のキューブ7つが設置されています。2つの方法で、キューブの上にボールを数多く置くか、またはキューブの中にボールを入れて点数を競います。
また各四方に設けられたスコアリングゾーンや、プラットフォームに、ボールが置かれたキューブを移動すれば、さらに高得点が得られます。

国内でも参加チームが増えています。もともと主体性を育む教材なので、プログラミングやロボット製作など、コーチングは必要ないと言われています。インストラクターや先生は、場所と時間を与えるだけで、生徒たちはどんどん新しい発見を繰り返して上へ上へと進んでいきます。

詳しくは、こちらをご覧ください。
https://youtu.be/NQv6aE2Qkhg

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そしてVRCとVEXUの競技テーマは【タワーテイクオーバー】です。
競技は毎シーズン、2分間で競います。3.7m四方の競技フィールドには、2チームで構成された赤と青チームに分かれ、2組みのアライアンスで競技します。キューブをゴールに収めたり、設置されたタワーにキューブを置いて、相手のアライアンスより高得点を競う競技です。フィールド上には、オレンジ、緑、紫の各色22個のキューブが合計66個用意されています。また5本のニュートラルなタワーの他に、アライアンスチーム専用のタワーが各1本設置されています。アライアンスタワーを支えるのは、決まったアライアンスチームのみです。四方には、アライアンス専用のゴールゾーン設置されており、専用のタワー同様、決められたアライアンスチームしか使うことができません。キューブの大きさは、1辺の長さが14cm。ゴールゾーンに置いたキューブは各1ポイントですが、実際は、タワーに収まった同色のキューブの色で得点が変動するので、最後まで勝敗がわかりません。
各マッチの最初の15秒間は、自分たちのゾーンで自律操作でポイントを獲得します。その15秒間でより多くのポイントを獲得したアライアンスには、最終スコアに6ポイントが加算される他、ボーナスキューブが2個与えられ、残りの1分45分間のマッチ中に、有効利用することができます。

最後まで目が離せない、歴代最もエキサイティングな競技になるでしょう。VRCの参加チームは随時募集しています。中学や高校での部活動、地域の部活動に取り入れてみてはいかがでしょうか?

詳しい競技内容は、こちらをご覧ください。

https://youtu.be/Dyx4K3VQcFg

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導入校(2019年6月現在):
アメリカン・スクール・イン・ジャパン
神奈川県立川崎工科高等学校
川崎インターナショナル・スクール
クリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン
KAISインターナショナル・スクール東京
佐賀県立有田工業高等学校
佐賀県立佐賀工業高等学校
佐賀県立塩田工業高等学校
サンモール・インターナショナル・スクール
聖心インターナショナル・スクール
セント・メリーズ・インターナショナル・スクール
東京工業大学附属科学技術高等学校
名古屋インターナショナル・スクール
西町インターナショナル・スクール
ブリティシュ・スクール・イン東京
横浜インターナショナル・スクール
他、学習塾、ガレージチーム多数。