『地方にこそITの力を』清掃業務の人材不足を解消する掃除ロボット普及に向けた取り組み

石川県のIT企業「株式会社BASICS」が、加賀市内の公園で、希少な屋外用自律掃除ロボットの実証実験を開催します。ロボットの性能や便利さを知ってもらう機会になればと、一般市民の方にも実験の様子を公開します。
ロボット上のアプリケーション開発を手がける株式会社BASICS(ベーシックス)【本社:石川県加賀市、代表取締役:小畑智也】は、令和5年4月24日(月)~4月28日(金)の5日間、屋外用自律掃除ロボット「VIGGO(ヴィ-ゴ)」の実証実験を、石川県加賀市の加賀中央公園にて実施いたします。

期間中は一般公開で実証実験を実施。地元の皆さまやメディアの方にも見学していただけます。


本格的な自動運転技術を搭載した屋外用掃除ロボットVIGGO(ヴィーゴ)

【希少な屋外での自立走行掃除ロボット】
本格的な自動運転技術を搭載した屋外用掃除ロボットVIGGOは、日本国内で総代理店を務めるテクトレ株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:肖 書芳)により令和3年1月に発売されました。屋外用の自律走行型ロボットは適用難易度が高いのが現状です。さらに掃除ロボットとなると、国内においても適用例は少なく希少です。

VIGGOは小雨、小雪や夜間でも走行可能で、位置情報サービス「GNSS」と、地上に設置した基地局から位置情報を補正する「RTK」を用いて自己位置を推定します。

【石川県加賀市の協力により実現】
今回は、より精度の高い分析と、ロボットの認知拡大のため、株式会社BASICSの本社がある石川県加賀市にて実験を行うことになりました。
加賀市は、地域課題の解決にITを積極的に取り入れる「スマートシティ」を目指しており、今回の実施にも快く協力していただきました。


加賀市中央公園実験前の現地打ち合わせの様子

実験場所となる加賀市中央公園は、スポーツやレクリエーションを楽しめる市民憩いの場ですので、一般市民の方に、実際に清掃をするVIGGOを見ていただければと考えています。

【清掃業務の人材不足を、ロボットの力で解決する】
近年は、労働人口の減少に伴い、清掃業務の人材不足が慢性化しています。2019年以降、業務用掃除ロボットの導入が本格化し、社会問題をロボットが解決する時代に突入したと言われていますが、費用や維持費の問題など、普及への課題も残っています。

当社の代表取締役である小畑は「地方にこそ、ITの力が必要な場面があると考えています。この機会に、まずはロボットの性能や便利さに触れてもらえれば嬉しい」と話します。

ロボットの走行時間は調整可能。取材スケジュ-ルに合わせ、走行時間を調整しますので、お気軽にお問い合わせください。尚、実証実験の様子や結果は弊社HPに後日掲載予定です。

【実証実験について】
・開催日 :2023年4月24日(月)~2023年4月28日(金)
・開催時間:午前10:00~午後4:00の間
・開催場所:加賀市中央公園 (石川県加賀市山田町リ245-2 )
かがにこにこパーク近くの桜並木付近(下部地図の赤矢印)
※駐車場有り(下部地図の黄色枠)


開催地の加賀市中央公園。市民の憩いの場として地元民でにぎわう

―VIGGOについて―
VIGGOは、遠隔監視のみで走行できるレベル4の自動運転技術を搭載し、特定走行エリアで道路上の落ち葉や枝、砂利などを完全に自動で収集できます。

検証では1日8時間でVIGGO1台が人間約6人分の面積を清掃でき、掃除効果も人間より高い結果が出ています。道路工事による行先の封鎖や、マンホ-ルの蓋が開いた状態など、さまざまな路上の状況に対応し、人間や障害物を回避することもできます。

ロボットの居場所、状況は常時把握でき、屋外でもロボットの位置誤差を5センチ以内にキープできる性能を備えています。
小雨、小雪の天気でも自動掃除が可能で、夜間でも照度50ルクス程度の街灯があれば走行が可能。VIGGOの走行は、清掃効率を向上させ、人件費削減を期待できます。

●VIGGOの主な仕様