Rapyuta Robotics株式会社は、日本通運株式会社と協業し倉庫向け協働型ピッキングソリューション(AMR)を用いた実証実験を日本通運の国内物流拠点にて完了したと発表した
これは、日本通運が実際に運営している物流センターで、ピッキング作業の効率化・生産性向上、作業者の負荷軽減を図ることを目的に2018年10月からRapyuta Roboticsと日本通運が共同研究を開始したものだ。
今回の実証実験により、作業時間が短縮されることが確認されたとのことで、今後は、9月を目途に更なる実証実験を行い日本通運の既存倉庫への導入を目指すとのこと。
以下、プレスリリース引用
Rapyuta Robotics株式会社(東京都中央区、 代表取締役 CEO:Gajan Mohanarajah、以下「Rapyuta Robotics」)は日本通運株式会社(東京都港区、代表取締役社長:齋藤充、以下「日本通運」)と共に、倉庫向け協働型ピッキングソリューション(AMR)を用いた実証実験を日本通運の国内物流拠点にて完了致しました。
【背景】
昨今の懸念事項となっている少子高齢化による慢性的な人手不足や賃金上昇等により、物流業界内において人手不足は日々深刻化しており、自動化技術を活用した省力化・省人化の推進は物流事業者にとっても喫緊の課題となっています。このような状況下、Rapyuta Roboticsと日本通運は共同で柔軟性・汎用性の高い倉庫向け協働型ピッキングソリューションの導入に向けた実証実験を実施致しました。
【本共同実証実験の概要】
この取り組みは、日本通運が実際に運営している物流センターで、ピッキング作業の効率化・生産性向上、作業者の負荷軽減を図ることを目的に2018年10月からRapyuta Roboticsと日本通運が共同研究を開始し、今日まで、ロボットの導入に向けた検証を行なってきたものです。今回の実証実験では、倉庫内のピッキングエリアにおいて人や物に干渉することなく可動するRapyuta Roboticsのロボットを使用し、同一の出荷オーダーを用いて、人員のみで作業を行った場合とロボットを併用した場合の、歩数・移動距離・ピッキング終了までの総作業時間等を計測し、比較を行いました。
【結果と今後について】
今回の実証実験により、人とロボットが安全に協働できることやロボットの利用によって作業時間が短縮されることが確認されました。今後は、9月を目途に更なる実証実験を行なって、評価・検証し、2019年度中に日本通運の既存倉庫への導入を目指します。
【ロボットの特徴】
- 既存の倉庫で、レイアウトやマテハンを変更することなく導入が可能
- 自動走行で、複数台同時に導入することが可能で、作業量の増減にも柔軟に対応可能
- 作業者は、ピッキングした荷物を持ち運んだり、カートを押すことが不要
- ピッキング指示がロボットのモニターに映し出させるため、作業者はピッキングリストの所持が不要
< Rapyuta Robotics株式会社について >
Rapyuta Robotics株式会社は、アインシュタインを始め数々の著名研究者を輩出しているチューリッヒ工科大学(ETH Zürich)からスピンオフした大学発ベンチャーです。「ロボットを便利で身近に」をビジョンに掲げ、世界でも最先端の制御技術及び人工知能技術を活用した次世代クラウドロボティクス・プラットフォーム「 rapyuta.io」の開発を行っています。rapyuta.ioを活用することで、多種多様な複数ロボットの中央管理・中央制御が、直感的かつ容易にできます。また、rapyuta.ioにより、システム構成要素を一から作り上げる必要は無くなり、ユーザーが得意とする技術分野の開発に集中できます。
日本に本社を置き、主に大手事業会社様にロボットを活用した自動化ソリューションの提供を行っています。
本リリースに関するお問い合わせ先:
Rapyuta Robotics株式会社
info@rapyuta-robotics.com
日本通運株式会社 広報部
担当:神・福田
TEL:03-6251-1454
e-mail:ko_ho@nittsu.co.jp