ユニロボット株式会社の次世代型ソーシャルロボット「ユニボ」。
今回はその第二弾として、未来メディアの取材で実際に動いているところを撮影した動画を計5本ご紹介します。

◆ユニボ概要

「ユニボ」は、パートナーと会話を重ねることで、人の個性(趣味・嗜好・生活習慣)を記憶・学習し、成長していく次世代型ソーシャルロボットだ。
感情表現を持ち合わせていて、家族の秘書となり家族の一人として共に生活することが出来る。

ユニボ
 
<<基本機能>>
・家族の執事役
・日常生活の提案
・コミュニケーション(日常会話は感情表現とあわせて毎日学習)
・プログラミング(開発キット「スキルクリエイター」を活用した自由なカスマイズや、スキルパックの開発が可能)
・家電のコントロール
・遠隔地とのビデオ通話・見守り、写真撮影
・(オプション)外国語対応、外部システム・センサー等との連携(Bluetooth連携、Web API等)
 
 

①ゲーム

ユニボが3種類のゲーム(クイズ・しりとり・記憶力ゲーム)を実践していて、ユーザーと遊びながらコミュニケーションをとっています。
しりとりでは「ユニボ」が考えながら悩んでいます。その姿から「ユニボ」の特徴である感情豊かなコミュニケーションを垣間見ることが出来ます。
クイズゲーム内では、「ユニボ」が正解と答えてくれるだけでなく補足説明をしています。
知育・教育機能の一つとしても応用が効きそうですね。
今回紹介した以外のゲームも実装されていて、今後も様々なゲーム増える予定とのことです。

 
 

②レシピ検索

キッチン内で「ユニボ」が所有者に対して、レシピを動画を用いて教えてくれます。
「レシピ教えて」という声に反応します。そして、その料理の作り方がわかる動画をYouTube上から検索し、ユニボの顔にあたる液晶画面で再生してくれます。

音質・音量共に問題なく、料理中でも十分に聞き取ることが可能です。
また、状況に合わせて「ユニボ」を褒めることで喜ぶ姿もかわいらしく愛着を持つことができます。
ユニボが備えている機能の水準の高さに驚くかと思います。

料理においては、好きな料理を事前に登録しておくことにより「今日のご飯どうしよう?」という問いかけに対して関連した料理の提案や、ヘルシーな食事の提案をしてくれる機能もあります。
普段の日常生活の中で、「ユニボ」は自然な形で秘書としての役割を果たしてくれます。

 
 

③予定の登録・確認

ユニボがスケジュールの管理をしてくれる様子になります。
予定の登録・確認をしてくれるだけでなく、「ユニボ」が顔認証によって登録者を判別し、個別の管理を行えることには驚きです。ユニボ専用のスマートフォンアプリ「unibo-with」とも連携していますので、スマートフォンからも登録・確認が可能です。

 
この「unibo-with」には、他にもビデオ通話機能や見守り機能があります。
ユニボを通して友達や家族とビデオ通話したり、お留守番中のユニボにアプリから接続し、家の様子をカメラの向きを操作して確認することができます。

詳しくは以下のURLをご覧ください。

ビデオ通話の動画

見守りの動画

他にも「週末の予定どうしよう?」という問いかけに対する提案や、目的地までの経路検索結果を表示してくれる機能も実装されています。
 
 

④タイマー機能、家電のコントロール

 
 

⑤天気予報、アドバイス

これらの、タイマー機能や天気予報といった機能は、概要にもある「家族の執事役」という一面を担っています。
「天気予報を教えて」という問いかけに対して検索した結果を伝えるだけではなく、質問者の意図を汲み取り、出かける際のアドバイスや過ごしやすい気温なのか等を親切に返答してくれます。

 
 

◆ 一歩先へ進むコミュニケーションロボット

取材を通して感じたことは、第一弾のインタビューにおいての酒井氏の言葉にあった「まずは人から信頼を得られるパートナーロボットに」という考えをしっかりと体現している点である。
ロボットとしては一見蛇足かもしれない仕草や表情の細かさ、そして豊富さが、「コミュニケーションロボット」の特徴である。ユニボはその全ての特徴を兼ね備えている。

紹介した各機能の水準の高さはもちろんだが、今回は動画で紹介しきれなかった学習機能もある。プログラミングによるカスタマイズによって、それぞれの家庭やひとりひとりの利用者にマッチした愛されるロボットとして活躍していく姿がはっきりと想像できる。
ユニボは、一歩先へ進んだコミュニケーションロボットとして、もっと身近な存在になるのも近いだろう。
 
 

◆ 現在の導入事例

昨今、浜松町をはじめとした複数の「変なホテル」に、案内ロボットとしてユニボが導入されており、お客様へ館内案内や周辺飲食店等の提案を担っている。
また、大手企業の受付等に採用されている他病院や介護施設、デイサービスにも実証実験を兼ねて導入済みだ。認知症の予防策・リハビリ・交流・レクリエーションの時間にユニボと会話し、体操を一緒にしたりとマルチに活躍している。
今後は、ホテルの客室をはじめと、飲食店、運行管理者が行う点呼業務の活用等に順次導入されていく予定で、プログラミング教育やロボット先生としての活用も進めていく。
 
 
 

▽ ユニロボット株式会社 概要

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〒151-0073
東京都渋谷区笹塚3-2-15 第Ⅱベルプラザ5F
代表取締役社長:酒井拓
設立:2014年8月
事業内容:
次世代型ソーシャルロボットの開発、製造、販売
人工知能、最先端技術に関する研究、開発

関連リンク

ユニロボット株式会社 :https://www.unirobot.com/

取材記事第一弾:https://robot.mirai-media.net/unibo-1/