以前ご紹介した高齢者見守り会話ロボット『Tapia(タピア)』(過去記事)が、新たに高齢者見守りサービスの一環として茨城県大子町にて実証実験を行うことになった

MJI×茨城県大子町の実証実験画像

茨城県大子町×MJI

始まりは2020年10月に関東経済産業局が開催した、自治体が民間企業に介護予防や人材不足等に係る地域課題やニーズを発表する「ガバメントピッチ」
このイベントを通して茨城県⼤⼦町の共創パートナー候補として株式会社MJIとマッチングが成⽴し、2021年4月より地域問題解決に向けて大子町をフィールドとした実証実験を行う予定である

茨城県⼤⼦町では高齢化率が45%まで上り、一人暮らしの高齢者も増えている。
以前より「行政が主体」で見守りサービスを提供してきたが、これからは民間企業とも提携し「多種な主体」による見守りサービスを増やしていきたいと考えているとのことだ。

日本は何年も前から少子高齢化社会と言われ、特に地方では高齢者の割合が高くなるにつれ生活習慣病や認知症者の増加による医療・介護の人手不足など地域課題を抱えていた。
昨年からはコロナ禍で外に出ることが少なくなることで高齢者の虚弱進行が懸念されている。
そんな地域特有の課題を解決し、住み慣れた場所で安心して暮らしていけるツールとして、非常に期待できるだろう。

実証実験概要

1.実験期間:2021 年4⽉〜6⽉(予定)
2.実験対象世帯:10 世帯程度
3.サービス内容
・⾼齢者世帯へタピアを設置し、家族による⾒守り環境の拡充
・⼤⼦町からタピアを通して⾼齢者へ町のお知らせの配信
4.⽬的
・⾒守り会話ロボットの⾼齢者在宅における実⽤性

「ガバメントピッチ」とは?

各自治体が医療・介護など抱えている問題やニーズを、ヘルスケアベンチャー向けに発表するイベント。
参考URL:関東経済産業局
⾃治体×ヘルスケアベンチャーによる地域課題解決を促進します
〜介護予防や⼈材不⾜等の地域課題やニーズを⾃治体が「ガバメントピッチ」で発信〜
https://www.kanto.meti.go.jp/press/20201007government_pitch_press.html

茨城県大子町の特徴

URL:https://www.town.daigo.ibaraki.jp/
⼈⼝約 16,000 ⼈、県の最北⻄端に位置する茨城県⼤⼦町。
⽇本三名瀑のひとつである国名勝「袋⽥の滝」「袋田温泉」など様々な観光名所があり、3月には百段の階段がすべてひな壇になる「百段階段でひなまつり」(コロナの影響により2021年は中止が決定)が開催されてきた。

『Tapia』について

株式会社MJIが「人と人をつなぐ、心のパートナー」として開発したロボット。
簡単な操作でビデオ通話が出来る機能や会話機能、専用のアプリをインストールすると所持者がいつ『Tapia』を起動したか分かる機能など、特に一人で暮らす高齢者には安心していただける製品となっている。
見た目もかわいらしいデザインとなっているので、カメラを設置するよりも“見張られてる感”があまりないのも特徴だ

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申込URL: https://mjirobotics.co.jp/201207-2/
ROBOT MEDIA:https://robot.mirai-media.net/mji-pressrelease1/

会社概要

株式会社MJIのロゴ

株式会社 MJI
所 在 地:東京都港区⽩⾦ 3-7-18 アポロホール&ルナハウス 401
代 表 者:代表取締役社⻑ トニー・シュウ、代表取締役 永守知博
U R L:https://mjirobotics.co.jp/