現金を使わない無人コンビニ「ロボットマート」

株式会社ロボットセキュリティポリスは2018年9月27日(木曜日)、現金を使わない無人コンビニ「ロボットマート」http://robotmart.jp/を日本橋兜町にプレオープンした。

ロボットマートは、『ロボットによる接客』『遠隔での監視』『QRコード決済』をキーワードとし、本オープンに向けた実証実験を行っている。

本オープン(11月予定)までの間、来店したお客様に店内の商品を”無料で1人1品までプレゼントしている。

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ロボットマートへのインタビュー

(株)ロボットセキュリティポリスの三塚氏が、未来メディアのインタビューに応じてくれた。

Q1.ロボットマートを開店しようと考えた理由とは

ロボットマートとは全く関係ない業務で中国の深センに出張に行った時に、向こうでは無人コンビニがどんどん進化し、また数も増えていました。中国でもまだ色々と試行錯誤をしているとはいえ、需要が無ければここまで進まないですからね。しかしながら日本では、まだ極一部の企業が実証実験として店舗を出しているだけなんです。元々当社はマーケティングに特化したロボットの開発などを手掛けている会社です。であれば、当社が率先してやってみよう!となったのがキッカケですね。

Q2.コンサルティングから開店までとても早かったとのことですが、具体的な期間と開店を早くできた理由は何ですか

はい、そうなんです。その中国の深センでの出張で実際に無人コンビニを見たのは7/27です。その日にやってみようとなってから、プレオープンが9/27と、たった2ヶ月ですね(笑) まだ決済システムは色々と試行錯誤している段階ではありますが、まずは店舗をプレオープン、実証実験中としながらも運営し、運用やシステムを色々試している状況です。この構想から2ヶ月というスピードでプレオープンにこぎつけられた理由は、大企業では難しい承認の速さですね。承認フローが最短で、且つ失敗を恐れずまずはやってみようという姿勢は、ベンチャー企業だからこそ実現可能だったなと思います。

Q3.ロボットマートのこれからの展望について、お聞かせください

IT企業である当社だからこそ実現出来る事をやりたいですね。ロボットマートのコンセプトは3つです。『ロボットによる接客』『遠隔での監視』『QRコード決済』になります。遠隔での監視は、24時間対応の監視を当社が独自で行っており、さらにコールセンターも24時間対応が可能です。遠隔監視とコールセンターが無ければ無人コンビニそのものが不可能ですからね。

 また、決済システムも、一般的な電子決済であるクレジットカードやFeliCa方式でなく、QRコードを使った決済を世の中に広めていきたいと考えています。中国でWeChatのQRコード決済が広まったのは、日本と違い、クレジットカードやFeliCaなどで使用する決済端末が要らない事が理由のひとつです。日本でQR決済を広めることが出来れば、大手の店舗だけでなく、小規模店舗や個人商店なども取り入れる事が容易になります。勿論、日本は現金決済のインフラも相当整っているのもありますので、課題ではありますが、当社がそれを打破した第一人者となれることを目指しています。

※FeliCa(フェリカ)…SONYが開発した、SuicaやPASMOのような非接触型ICカードの技術方式、及び同社の登録商標
※WeChat(ウィーチャット)…テンセントが開発したインスタントメッセンジャーアプリ

未来のコンビニ

中国では小売市場でデジタル技術を活用する動きが急速に進み、先端技術を取り入れた実店舗が複数存在する。一方、日本では本格的に無人コンビニを運営している企業は非常に少ないのが現状である。ロボットマートが、今後どのような展開をしていくのが非常に気になるところ、本オープンを楽しみに待ちたいと思う。

また、現在ロボットマートでは無人コンビニの普及に向けて協賛企業も募集中とのこと。

■店舗情報
店名:ロボットマート1号店
住所:〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町20-6 兜町ファーストビル1F
営業時間:実証実験期間 平日10:00~19:00(予定)
本オープン 24H営業 (11月予定)
状況により予告なく変更させて頂く場合があります
公式ホームページ:http://robotmart.jp
■お問い合わせ先
名称:株式会社ロボットセキュリティポリス
住所:〒107-0052東京都港区赤坂3-13-3 赤坂セントラルビル3F
担当者:本間 貴成
TEL:0800-1236110

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